旧岩槻市の東に位置する慈恩寺は坂東十二番の札所として知られている。 慈覚大師の創建のかかるものであって、その前方の小高い丘の上に十三の塔がある。ご存知「西遊記」の三蔵法師の霊骨を収めた大理石の白亜の塔である。
岩槻の空のそびえ輝く霊塔を主題としバックの無限の空を金で埋め白亜の塔を中央に据え、下部に希望の色である朱を台座として、中央にクラブ名とロータリーのマークを配した。
単純明快な色彩及び構成を心がけた。それは各国のホテルのロビーでみる様なバナーに比較して劣らぬ様、東洋的なニュアンスと高い品格のあるものを意図したからである。
デザインと文は岩槻在住
日本画家 故 関 根 将 雄 画伯